血の匂いを嗅ぎ分けるジョセフの後ろ姿からタチの匂いを嗅ぎつけたのは私です。 銃を抜いてセブにうなずき返し片腕で扉を開け建物に踏み入るあの一連の所作、とんでもなくかっこよくないですか？ もう少し彼の人となりを知ってからにしろと自らツッコミを入れつつ、結局中身を知ってもバリタチでした。 ついでにただならぬネコ臭を放つ隣のおっさんにしてやられたのも私です。 ショルダーホルスターを装着しているジョセフの容姿は、この世のカッコイイもの五本指に入ると思うのです。セバスチャンの色気は犯罪の起こる域ですが、彼には醸し出せないまた別の色気をジョセフは静かにまとっている気がします。 セブは常時まっぱでいればいい。ジョセフは事あるごとにチラリズムを刻んでほしい。（タチネコ概念を覆されている異常事態）